喉の負担は軽減されるも、懸念した気難しさは相変わらずで…。何か手を打たないと変わり身は厳しそう。★ヴォルケンクラッツ
ヴォルケンクラッツ(牡・平田)父マンハッタンカフェ 母ウミラージ
土曜阪神12R 4歳上1000万下(ダ1800m) 14着(7番人気) 松山J
アオリ気味のスタートとなり、道中は後方3番手あたりを追走、向正面なかばから徐々に進出し、3コーナー付近から追い出しましたが、反応は一息で順位を下げてしまい、直線でも前を窺う脚は見られないまま後方に敗れています。
松山騎手「手術明けで長期休養と、先週の出走取消後でもありましたので、モサッとして前半から反応が一息でした。道中も気持ちが入っていない感じが窺えましたし、流れが速くなると反応し切れず、トモも入ってくるところが無かったので、最後まで同じ脚しか使うことが出来ませんでした。喉の方は特に気になるところが無かったので、久々の分が影響したものだと思います」
平田修師「調教では反応も悪くなかったですし、もう少しやれると思っていたのですが、長期休養明けと出走取消の影響が多少なりとも影響してしまったのかもしれません。レース後は特に歩様も問題ありませんでしたし、状態も変わりなかったので、このまま続戦させてピリッとさせるのも手だと思いますが、ズルズル引きずってしまうこともあり得ますから、一旦短期で放牧に出して牧場で調整することも考えています。取消前の追い切りの動きは本当に良かったですし、立て直して良い頃の走りを取り戻せるように努めたいと思います。トレセン戻って状態を確認して検討します」(レース結果)
※レース映像はこちら
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・在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき 9日に放牧
・調教内容:軽め調整
平田師「レース後も特に大きなダメージは見られないものの、レース前と比べると疲労が窺えるので、このまま続戦させるよりは一旦リフレッシュさせる方が次走に向けて調整がし易いと思います。長期休養明けでも条件は厳しいのに、疝痛で取り消しと悪い条件が重なってしまったので、回復が早かったとは言え、目に見えない負担があったのかもしれません。毎週牧場に状態を確認に行っているので、良くなり次第帰厩の段取りを組みたいと思います。今日NFしがらきへ放牧に出しました」(3/9近況)
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久々で喉の手術明け、先週の競馬を疝痛で取消と言い訳できる材料はありますが、3角から追っ付けても進んで行かない姿は厳しいというか寂しいというか。喉の負担が軽減されれば、前向きに走ってくれるかなと期待していたのですが、ヴォルケンクラッツの気難しさは解消できていませんでした。追い切りでは久々を感じさせないほど動いていたのに、実戦では10分の1くらいの力しか出していないように思われます。
真面目に走っていないので、レース後の疲れは大したことはなさそうですが、9日にNFしがらきに放牧へ。普通はひと叩きして次へと向かうところですが、レースに参加できていない現状なので、このままだとズルズル悪い方へ行くとの懸念が大きいのでしょうね。
今後の対策とすれば、レースでブリンカー・チークピーシズを着用するか去勢手術を施すか。何か手を打たないと変わり身は厳しいはず。能力はあるだけに気持ちを何とか前(走る方)へ向かしてもらいたいです。
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