11日にJRA登録を抹消。今後は乗馬として第2の馬生を送ることに。★シルクオフィサー
シルクオフィサー(牡・大竹)父マヤノトップガン 母ナイトクルーズ
疾病の状況や年齢面を考慮して、今後について協議した結果、誠に残念ではございますが、このまま引退させることと致します。11日(木)に抹消の手続きが取られています。なお今後は乗馬となる予定です。(12/11近況)
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
1戦でも長く現役を続けて欲しかったですが、肝心の脚元の我慢が利かず、このようなことになってしまったのは残念ですが、準OPで頭打ちにもなっていたので潮時でもありました。
この馬は募集締切直前で出資したお馬さんで、当初は全く候補に入っていませんでした。既に出資していた同世代の不調+手頃な価格+シルクナトゥールの補償で出資の代用が利くというのが大きな理由でした。今なら脚元の危険な造りから出資へは踏み出せなかったかもしれません。デビュー前から既に膝裏が張り気味でしたから。
このような脚元への不安を抱えながらも、追い切りでは2歳馬離れした動き。デビュー戦で手綱を取ってくれた横山典Jも高く評価してくれるほど。ただ、パンとしていない中で競馬をこなしていたので勝ち上がるには6戦を要することに。粗削りながら後続を切り捨てた未勝利勝ちは今もよく覚えています。そして次走で函館・芝1800mに転じてハナ差ながら1番人気の指示に応えて連勝。その時に手綱を取った安藤勝Jもオフィサーの素質を高く評価してくれました。
この時点では将来が前途洋々で期待は高まったのですが、厩舎へ戻った時に左前の歩様に違和感。詳しい検査の結果、左第3手根骨々折が判明しました。診断では全治3ヶ月だったのですが、患部の回復がスローということでNF天栄からNF空港牧場へ移動しての治療。結局は倍以上の治療期間を要して夏の函館まで復帰がズレ込んでしまいました。
今にして思えば、この骨折が分岐点に。また、天栄がノーザンFに買収されたことで放牧先がファンタストクラブから移ったのも痛かったです。結局、この治療期間に単調な稽古のせいで引っ掛かる面が出てきてしまいました。
その後も、脚元の不安に悩まされながら、レースへ行けば引っ掛かる有り様を繰り返すことに。そんな悪循環が続いた中、横山典Jが継続して乗ってくれ、ダートでレースを教え直すことに。その成果が出て、芝へ転じて500万下→1000万下の福島・特別戦を連勝してくれました。
これほど脚元等の不安に悩まされた馬はいませんでしたが、4勝できたことは能力の証。この馬での経験が大竹厩舎の今に活かされていると言っても良い存在だと思います。
今後は乗馬に転じるということなので、少しでも良い余生となることを願っています。お疲れ様でした。
« シルクなお馬さん(先週出走馬) | トップページ | 手頃な頭数でのデビュー戦。まだまだ体を生かし切れていないも、芝の実戦でキレのある走りを見せて欲しい。☆カルナヴァレスコ »
「競馬(1口馬主・シルク)」カテゴリの記事
- 4日に栗東・高野厩舎へ帰厩しています。☆クレッセントムーン(2020.06.10)
- 内目の奇数枠に入った時点で嫌な感じはしていたも、出遅れによって走りのリズムを乱す。勝負どころから積極的に仕掛けていった勝ち馬のスピードに捻じ伏せられ、2着を確保するのが精一杯。中2週のローテでも頑張ってくれたが…。★アーモンドアイ(2020.06.13)
- シルクなお馬さん(5歳上牡馬・父ディープインパクト)(2020.06.07)
- シルクなお馬さん(6歳馬)(2020.06.11)
- シルクなお馬さん(4歳・本州牧場組)(2020.06.11)
「(引退)シルクオフィサー」カテゴリの記事
- 今年の引退馬・シルク編(2014.12.30)
- 11日にJRA登録を抹消。今後は乗馬として第2の馬生を送ることに。★シルクオフィサー(2014.12.13)
- スムーズにレースの流れに乗ることができたも、直線でピリッとした脚を使えずジリジリ後退してしまう。★シルクオフィサー(2014.12.07)
- 寒い時季になって馬体に痛いところが目立つ現状。まずは無事に走り終えてもらいたい。★シルクオフィサー(2014.12.07)
- シルクなお馬さん(6歳以上)(2014.11.29)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント