坂路入りを再開した途端に右前脚球節を再度骨折。協議の結果、引退することに。★アンビータブル
アンビータブル(牝・安田隆)父ブライアンズタイム 母アンビナウン
2014.04.17
三石・ケイアイファーム在厩。ここに来て右前脚に腫れ、熱感が認められます。精密検査を受けたところ骨折の診断が下されました。牝馬の引退期限を踏まえて今後について調教師と意見を交えた結果、中央競馬の登録を抹消する方針が決まりました。長い間ご支援を下さいまして誠に有り難うございました。
○当地スタッフ 「坂路で軽く乗り始めたら右前脚の球節が再びモヤモヤと。レントゲン検査で骨片が飛んでいるのが確認されています。前回と同じ箇所。これから治療に相応の時間を要すのに加え、再発の可能性だって十分に考えられるでしょう。牝馬は引退期限も決まっており・・・。残念ながら登録を抹消する方針に。ここまで本当に頑張ってくれました」
2014.04.15
三石・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、並脚1000m、ポリトラックコース・ダク1000m→キャンター2000m(1ハロン22~25秒ペース)。3月31日(月)測定の馬体重は479キロ。
○当地スタッフ 「現在もポリトラックを緩やかなペースで。次のステップへ移る機会を探っている状況です。ここまで時間を掛けて来ただけに、再び逆戻り・・・は避けたいところ。一応、来週ぐらいから・・・と考えているものの、そこは慎重に判断したいと思います」
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暖かい季節を迎えて、ようやく上向き加減かと思っていたのですが、再度の骨折が判明してしまったアンビータブル。来週ぐらいから坂路へということでしたが…。慌てる必要はあったのかな?
前走後の診断は右前脚球節の剥離骨折で全治3ヶ月。昨年末までは回復がスローながら、1歩1歩進んでいる状況でしたが、今年に入って怪しい雰囲気に。上記の診断でココまでズルズル長引いたのは、どこかでミスがあったんでしょうね。今にして思えば、骨折後に骨片の除去手術をした記載はなかったです。
デビュー前は厩舎等の評判が良く、稽古でも良い時計をマークしていたので期待していた1頭でしたが、蓋を開けてみれば、怖がりなところが目立って周囲を非常に気にするタイプ。それがレースでの集中力のなさへと繋がっていました。
何とかデビューして半年ちょっとでハナ差の初勝利を挙げてくれましたが、500万下では荷が重い競馬が続きました。1戦ごとに繁殖入りを覚悟した時もありましたが、末脚勝負に徹する競馬にチェンジして、やや状況が好転。デムーロ弟Jが乗って、500万下突破→1000万下2着とようやく能力の片鱗を見せてくれました。
その後、5歳夏に降級して500万下で2→3着。牡馬相手でも結果を出すことが出来たので、あと1~2勝は期待できる存在だったのは間違いありません。
それだけに骨折での治療でモタついたのは非常に残念ですが、この経験を今後の育成等に役立ててもらいたいです。
アンビータブルの今後はまだハッキリしませんが、ケイアイファームに残れなくても、繁殖牝馬として第2の馬生を送れるようにお願いしたいです。
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