終始内々で窮屈な競馬になるも、ゴール前の競り合いを頑張り抜いて3着に。☆ラストインパクト
ラストインパクト(牡・松田博)父ディープインパクト 母スペリオルパール
土曜中山11R 日経賞(G2・芝2500m) 3着(3番人気) 川田J
スタートは決めましたが、控えて道中は先団の後ろで内々を追走、4コーナー手前から差を詰めに掛かると、直線では内ラチ沿いの狭いスペースを突いて脚を伸ばし、勝ち馬には届かなかったものの、接戦となった3着争いをハナ差で制しています。
川田騎手「この距離で、しかもスローペースでしたから、道中、特にコーナーのたびにかなりハミを噛んでいました。あの気性ですからしょうがないのですが、それでもリズム良く走らせることを心掛け、内枠を利用して何とか我慢させることができたと思います。もう少しバラける展開になって、自分から動ける形になれば良かったのですが、あのスローペースですから、それも叶いませんでした。でも最後は良く伸びていますし、頑張ってくれたと思います」
松田博調教師「内枠でスローペースだったから、道中はずっと囲まれて、厳しい展開になってしまいましたね。今回は我慢させるレースをするつもりでしたし、前走に比べたらよく我慢したんじゃないかと思います。次をどうするかは様子を見て決めようと思います」(レース結果)
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【次走へのメモ】
今日は距離を意識してか、中団の内々で控える作戦。直線は内ラチ沿いの狭いところから伸びてきて、最後は4着馬の外に持ち出してゴール前でこれを交わした。(B誌)
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初めての中山遠征も馬体減なくレースへ臨めたのは良かったと思います。レース前は内枠と前走の内容からハナへ行く競馬を予想されましたが、距離延長と先々の競馬を見据えて、ゲートをジワッと出て我慢させる競馬をしたようです。
道中少し行きたがる面はあったかと思いますが、リズムを崩すほどではなく、それなりに我慢は出来ていたと思います。ただ、レースの流れがスローになったことで、終始内に押し込まれる形。勝負どころで外から動いていき、4角を勢い良く回ってきたウインバリアシオンとは、ここで勝負ありでした。
ラストインパクトは直線でも内ラチの苦しいところを走ることになりながら、ジワジワと脚を伸ばし、最後の最後で3着に上がってくれました。700mの距離延長+中山の急坂をそれなりに克服できたと思います。欲をいえば、狭いところを抜け出す時に他馬を弾き飛ばすような勢いが欲しかったかなと。前から少し根性が足りない面は指摘されていましたが、そういうのが見受けられたように思います。
まあ、今回は終始内々で窮屈な競馬となってしまいましたが、メンバー強化のG2戦で3着と頑張れたのは意義があると思います。今回苦しんだ経験は次走以降に生きてくる筈で、まだまだ力をつけていってくれることを願っています。
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