13日京都競馬場で引退式。社台SSで種牡馬入り。☆ロードカナロア
ロードカナロア(牡・安田隆)父キングカメハメハ 母レディブラッサム
13日、2012年・2013年のスプリンターズS(G1)・香港スプリント(G1)連覇を含む、国内・海外GI合計6勝を挙げ、2013年度JRA賞年度代表馬に選出されたロードカナロア(牡6、栗東・安田隆厩舎)の引退式が、京都競馬場のお昼休みに行われた。 昨年に香港スプリントを制した際の1番のゼッケンを着用し、岩田康誠騎手を背にターフに姿を現したロードカナロア。レース前を彷彿とさせるようなキャンターで、直線を駆け抜けると、多くのファンに暖かく見守られた。 今後は1月14日(火)付けで競走馬登録を抹消。北海道勇払郡安平町の社台スタリオンステーションにて種牡馬となる予定。初年度の種付け料は500万円に設定されており、早ければ、2017年には世界のロードカナロアの産駒が、ターフにお目見えすることになる。
【馬主 (株)ロードホースクラブ 代表取締役 中村伊三美氏のコメント】
「ロードカナロアはデビューから19戦13勝、内G1・6勝という輝かしい記録と記憶を残してくれました。今まで応援していただいた会員様並びにファンの皆様、本当にありがとうございました。安田 隆行調教師を始め、岩田 康誠騎手、安田 翔伍調教助手、岩本 龍治厩務員、牧場スタッフ、本馬に携わっていただいた全ての関係者の皆様に感謝申し上げます。引退後、種牡馬として新たなスタートを迎えるために、北海道へと旅立ちます。今後は、ロードカナロアの仔供たちにもご注目いただけたら、大変うれしく思います。」
【管理調教師 安田隆行調教師のコメント】
「今日まで安田厩舎の馬として最高の活躍をしてくれて、本当に厩舎にいいプレゼントをしてくれました。また牧場に戻って、これからもさらなる飛躍を期待していますので、がんばって欲しいと思います。今の雰囲気は最高です」
【岩田康誠騎手のコメント】
「途中から乗せてもらい、1戦1戦力をつけてくれました。オンとオフのある本当にすばらしい馬だったと思います。最後の香港スプリントでカナロアの本気を見たと思いました。(先ほど)返し馬をしましたが、本当に元気ハツラツとしていました」
【安田翔伍調教助手のコメント】
「第一印象は特に意識はなかったですが、初めて乗ったときはこの馬で大きいレースを勝てなければ、チャンスを活かせなかったことになると思い、その自覚を持って3年間やってきました。ロードカナロアには感謝の気持ちしかありません。ありがとうございました」
【岩本龍治厩務員のコメント】
「カナロアは素直でいい子でした。競馬が近づくにつれてすごく自分を出す面もありましたが、人間に対しては本当に従順で賢い子でした。まだまだ一緒に居たい気持ちもありますが、カナロアにはこれから第2のキャリアを頑張ってもらいたいです」
生産者 ケイアイファーム ジェネラルマネージャー 中村智幸氏のコメント「(生まれた頃は、他の馬と比べ)特に変わった様な印象は受けませんでした。若干小さかったのですが、骨格のしっかりした丈夫そうだなという馬でした。こういう馬を生産・育成できたことは誇りに思いますし、これからカナロアが教えてくれたことをこの先また活かせるように頑張っていかなければいけないと思っています」
ロードカナロア (牡6、栗東・安田隆厩舎)
父:キングカメハメハ母:レディブラッサム母父:Storm Cat
通算成績:19戦13勝
重賞勝利: 12~13年香港スプリント(G1) 12~13年スプリンターズS(G1) 13年安田記念(G1) 13年高松宮記念(G1) 13年阪急杯(G3) 12年シルクロードS(G3) 11年京阪杯(G3)
※競馬ラボより
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13日京都競馬場でロードカナロアの引退式が無事行われました。さすがにやや冬毛が伸びて、張りも一息でしたが、これまでどおり淡々と一連の流れをこなしていた姿は印象に残りました。最後のキャンターを見ると、まだまだ走りたそうですが、次の舞台・社台スタリオンステーションでも、1流馬としての活躍(産駒実績)を願うばかりです。
ケイアイファームでは、レディパステル・レディバラード・ワンフォーローズ・シンメイフジが候補として内定しているようですが、最終的にはもっと頭数が増えることでしょう。1頭でも多くの活躍馬がターフを賑わしてもらいたいです。
現役生活は19戦。1戦1戦が内容の濃いレースでした。その中で実力を開花してくれたのは嬉しかったですが、何より大きな怪我をすることなく、競走馬生活を全うできたことが1番だったなあと思っています。
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