レースでも成長した姿を存分に披露。ゴールドシップに次ぐ2着で菊花賞への出走権獲得。☆ロードアクレイム
ロードアクレイム(牡・藤原英)父ディープインパクト 母レディパステル
9月23日(日)阪神11R・神戸新聞杯(G2)・国際・芝2400mに福永Jで出走。15頭立て8番人気で4枠6番からスローペースの道中を11、11、11、10番手と進み、直線では外を通って0秒4差の2着でした。馬場は良。タイム2分25秒6、上がり34秒7。馬体重は6kg増加の460kgでした。
○福永騎手 「コース外側が伸びる馬場。最後の直線で内を突く考えは無かったですね。乗り易くて色々なレースが出来るのに加え、距離延長も大丈夫そう。今日は3着以内を確保すべく手堅い策を選択したものの、本番で思い切った騎乗をすれば楽しみが持てるかも知れません。追い切りの感触と異なり、返し馬で少し身体が重いかな・・・と。そんな意味でも次は更に具合が上向くと思います」
○藤原調教師 「春シーズンは苦戦を強いられたものの、遅生まれも考慮して秋を見据えつつ大事に。馬自身は少しずつ良化を遂げています。とは言え、プラス6kg。ここを使って減るのを考えれば、もっと増えて欲しかったのが本音でしょう。手応えを掴んで臨んだ1戦ながら、思った以上に勝ち馬が強かった感じ。あれだけのパフォーマンスを休み明けで演じるのですからね。でも、次は軽い芝の京都コース。本馬にとって条件は好転するのでは・・・。まだまだ血統的にも奥深さを秘めるはず」
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○福永騎手 「まだ余裕がありそうでしたが、ひと夏越して馬が良くなっていたんでしょう。これを使ってまた良くなるでしょうし、距離が延びるのも大丈夫だと思います」(競馬ブックより)
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【次走へのメモ】
仕上がる。舌を括る。無理せず後方から。勝ち馬の少し後ろから折り合って手応え良く追走。勝ち馬を追いかける形で上がって行ったが、4角でも手応え十分。直線は差を詰めるどころか、逆にジリジリ離されたが、安泰の2着。(B誌)
脂肪のつかない体質でシャープな体形。前半は後方で脚をため、勝負どころから外を回りながら、長く脚を使って2着を確保。(G誌)
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ラジオNIKKEI賞8着以来となった8番人気ロードアクレイムが春の実績馬を相手に奮起。ゴールドシップには2馬身半差をつけられたが末脚を生かして2着に入り、菊花賞優先出走権をつかんだ。福永は「夏を越して馬が良くなっていた。距離が延びても大丈夫そう」と高評価。次走は菊花賞へ。藤原英師は「遅生まれだし、秋を見据えて大事に使ってきた。まだ奥があるよ」と潜在能力をアピールしていた。(スポニチより)
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稽古の一変ぶりから淡い期待を持っていましたが、実戦でも折り合いがついて、直線で渋太い脚を発揮。ゴールドシップ・マウントシャスタの2強を切り崩す2着に頑張ってくれました。
今回はプラス6キロの460キロでの出走。パドックは2人引きで落ち着いていたようです。前走で立ち遅れたゲートは五分に。もう少し前めでレースをするのかと思っていましたが、出たなりでじっくり構える形に。結果的にこの判断も大きかったと思います。
勝負どころからはゴールドシップが早めに動き、レース自体も前がかりに。アクレイムは手応えに余裕を残しながら4角を回り直線へ。懸命に先に抜け出しを図るゴールドシップを追いましたが、最後はまた突き放される感じで2馬身半の差が出来てしまいました。
完調手前であれだけの競馬が出来るゴールドシップは強いです。母ポイントフラッグは血統のイメージより距離はダメでしたが、この馬はズブく掛かるところがないので更なる距離延長も問題ないでしょうね。この着差は本番でも詰まらないかなと思います。
アクレイムは権利獲りを視野に入れた騎乗だったと思います。ゴールドシップが強気に前を飲み込みに行ってくれたおかげで、ゴールドシップを目標にスムーズに乗れたアクレイムはちょっと恵まれた面も。それでも淀みない流れのレースで上がり3ハロン34秒7の脚を使えたのは確かな成長です。
昨日のレース振りから菊花賞の芝3000mも対応可能だと思いますが、プラス材料とまでは言えないかも。それゆえ次走も神戸新聞杯のようなレースに終始してもらいたいです。あとは軽い芝+直線平坦に末脚を賭けるのみ。コース替わりは絶対に良いので、ゴールドシップの末脚が鈍ってくれれば…。
本番まで中3週。次は更に負荷を掛け、きっちり仕上げてくると思います。ここらのさじ加減は完璧な厩舎。それにしっかり耐えて、さらに進化した姿で牡馬クラシックの最終戦に登場してきてもらいたいです。
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